ほごログ(文化財課ブログ)

カテゴリ:文化財の保存と活用

火起こし道具のメンテナンスを行いました


先日行ったこども土器作り教室で、かなり好評だった火起こし体験。

使用した道具のメンテナンスを行います。

火起こしの道具

写真にみえる道具は、上側が火起こしをする際に持ち手となるまいぎり、下側に見える細い木材は受け皿となる火きり板です。
火起こしはこの木と木の接点を摩擦させ火種をつくることで、火を起こします。
その接点の部分を拡大すると、、、

摩擦により削れた芯材

摩擦で削れてかなり短くなっています。また、熱により黒く変色しているのも分かります。

本日メンテナンスをするのは、この部分です。


ちなみに、受け皿の火切り板をみるとこんな感じです。

火きり板

左側:火起こしで使用
右側:使用前

断面から見ても、V字状の切り込みや穴の大きさもかなり異なっていることがわかります。
摩擦によって生み出される熱がすごいものだとわかりますね。

本日は、摩擦で短くなってしまった芯材を新しく作ります!
先端には堅い木材を使うので、職員のお家からご厚意で紫陽花をいただきました。(ありがとうございます!)

あじさいの茎を削る

紫陽花は、葉を落として、表皮の部分を削いでいきます。
最初は、難しいですが、慣れるとするすると剥けていきました。

削り終わった茎

長い茎は短く切って15~20㎝の長さになりました。
ここから乾燥すると、少し細くなってしまうので、できるだけ太い部分を選んでいます。

茎は数本ごとにまとめて、まっすぐにするため、平らな部分に固定します。
ほんとは木の柄などに縛るといいそうです。

茎を縛り付けてまっすぐにする

それぞれにクセがあるので、まっすぐ固定するのは一苦労です・・・。

あとは、陰干しで乾燥するまで、半年ほどじっくり待ちます。
来年の火起こし体験では、期待ができそうです。いい芯材になりますように!