2014年10月の記事一覧
友達を思いやり,仲良くしよう
高野山小学校の周りでも,あちらこちらで紅葉し始め,すっかり秋が深まってきました。子ども達は,合唱祭に向けて,きれいな歌声を響かせて,練習に取り組んでいます。本番の発表が,本当に楽しみです。
先日,4年2組で,我孫子市の人権擁護委員会の方が,「友達への思いやり」をテーマに,道徳の授業を行ってくださいました。誕生日のプレゼントをめぐり,いじめられてしまう友達を助け,お互いの気持ちを理解することで,問題を解決していくお話をもとに,「思いやり」の大切さを学習することができました。
高野山小学校の子ども達は,登校する時,元気よく「おはようございます」と挨拶できる子ども達がたくさんいます。休み時間には,誘い合って,外で仲良く遊ぶ子ども達もたくさんいます。本当に,明るく,仲良く,元気に過ごしていることを嬉しく思います。
その一方で,友達の持ち物を勝手に使ったり,相手を傷つけてしまう言葉を使ってしまったりして,お互いいやな思いをしてしまうことも起きています。話をよく聞くと,少し「心のブレーキ」が効かなかったり,相手への「思いやり」が足りなかったりしているようです。
11月の全校朝礼では,もっと仲良よく,楽しい学校生活が送れるように「友達を思いやり,仲良くしよう」をテーマに,話をしたいと思います。また,困った時には,「お家の人や先生に相談し,解決していこう」と呼びかけたいと考えています。
さらに,4年2組で勉強したことを,他の学年や学級でも行い,学校全体で「思いやり」の大切さに気づかせ,もっともっと楽しい学校にしていきたいと思います。
高野山小漢字検定実施します
今学期の目標として、「高野山小漢字検定の実施」をかかげました。落ち着いて学習に取り組めるこの時期に、実施することにしました。
先日、6年生だけに、試作問題をやってみました。間違いやすい読みや四文字熟語など20問。かなり難しかったようで、各学級の平均が40点前後でした。しかし、中には、80点以上の児童も数人いました。6年生の担任に結果を伝えると、高得点の児童には、読書好きが多い傾向が分かりました。また、テスト終了後、友達同士で、答えの確認をするなど、漢字への興味は高まったようです。
試作問題は、以下の20問、ぜひ、挑戦してみて下さい。
①発足 ②数寄屋 ③異口同音 ④潮騒 ⑤秋刀魚 ⑥一日千秋 ⑦乙女 ⑧茶飯事 ⑨一期一会 ⑩砂利
⑪発起人 ⑫十人十色 ⑬若干 ⑭最寄り ⑮前代未聞 ⑯山車 ⑰宮内庁 ⑱老若男女 ⑲喧嘩両成敗
⑳本来無一物
「潮騒」は、NHKのドラマの影響か、正解率が高く、「山車」は、馴染みがないのか、「オフロードカー」なんて、ユニークな読みをする児童もいました。
試作問題は、かなり難しかったようなので、実際の検定は、クイズ的な問題にして、3年生以上で実施します。漢字の読み書きが向上するようにというより、漢字への興味を高めることを目的に実施しますので、ご家庭でも一緒に楽しんでみて下さい。
読書をしよう
今週も台風襲来で、心配な週明けとなりました。幸いにも、高野山小学校では被害もなく、1時間遅れで授業を開始しました。今日いっぱい、まだ強い風が残るようですが、台風一過の晴天で、子ども達は元気に過ごしています。
先週の「皆既月食」、どうでしたか?月が欠け始めた時は、とてもきれいに見えていましたが、肝心の皆既の時には、雲に隠れてしまい、終了間際に、姿を現したそうですが、残念ながら私は見ることができませんでした。3年後に再び見るチャンスがあるそうですので、リベンジしたいと思います。
前々回に「読書」の事を書きましたが、今回は、私が小学校の時に好きだった、2冊の本を紹介します。
1冊目は「十五少年漂流記」です。
この物語は、あることから船で漂流してしまった十五人の少年達が無人島にたどりつき、協力して数々の困難に立ち向かう話です。私は、小学生のころ、あまり物語が好きな子どもではありませんでした。しかし、この本は、時間を忘れ、一気に読んでしまうほど、面白い内容でした。ハラハラ、ドキドキ・・・次は、どうなるのだろうと、途中で、本を閉じることができなくなってしまいました。読み終わった時には、自分も十五人の一人になったような気分で、喜びと勇気が湧いてきました。
もう1冊は「ファーブル昆虫記」です。
私は、小学校の時、理科は好きでしたが、どちらかというと、虫は苦手でした。しかし、この本は、シリーズでいろいろな虫のことを詳しく、知ることのできる興味深い内容でした。特に、自分の糞を丸めて運ぶ「タマコロガシ」の話は、すごく面白くて、大好きでした。理科の観察が好きになったのも、この本の影響かも知れません。
読書は、言葉の理解や巾を広げ、心を豊かにします。1冊の本との出会いが、その後の生き方に影響することもあります。好きなジャンルの本を読むだけではなく、時には、違ったジャンルの本にも挑戦してみてはどうでしょうか。
皆既月食を観察しよう
10月8日(水)の夜は、満月が地球の影にすっぽり入り、赤黒い「赤銅色」となる皆既月食が起こります。気象条件もよさそうなので、家族で、この珍しい天体ショーを見てみませんか。月が欠け始めてから満月に戻るまで3時間あまり、完全に地球の影に覆われるのが午後7~8時台となるので、夕食後、東南の空を見上げてごらんなさい。双眼鏡や天体望遠鏡を使うと、皆既食となった月のそばに、普段は探すのが難しい「天王星」を見ることができるチャンスも重なります。日本で広く観察できる皆既月食は2011年12月以来のことだそうです。【2014.10.4千葉日報より】
皆既月食は、下の図のような仕組みで起こります。【国立天文台 天文情報センター資料より】
もっと詳しく知りたい人は、インターネットで検索してみるといいですね。ちなみに、下のアドレスにアクセスすると、月のことだけではなく、宇宙のことがいろいろと分かります。
宇宙科学研究所キッズサイト「宇宙ワクワク大図鑑」
http://www.kids.isas.jaxa.jp/zukan/index.html
実りの秋・読書の秋・食欲の秋
1日の市内陸上大会では、練習の成果を発揮し、総合5位という立派な成績でした。肌寒い中、緊張した面持ちで出番を待ち、一人一人が、真剣に競技に取り組む姿に感心しました。また、6年生全員で応援に行きましたが、参観の態度もよく、一生懸命応援する様子は、正面の校長席で見ていた私の眼には、市内の学校の中で一番よかったように映りました。9月の修学旅行も含め、高野山小学校の6年生は、とても誇らしい最高学年として成長しています。残り半年を、さらに実り多いものとして過ごし、卒業の日を迎えられることを期待しています。
高野山小学校には、陸上部や吹奏楽部・合唱部の特設クラブがありますが、10月から
「奉仕活動部」を新設しました。この特設クラブの設立については、1学期から児童会を通して子ども達に「母校高野山を少しでもきれいな学校にするために活動する仲間を募ろう」と呼びかけ、活動内容や名称を検討してきました。活動できるのは、他の部活動同様、4年生以上です。しばらくの間は、落ち葉掃きや教頭先生の手伝いをしますが、部員で相談して、主体的な活動ができる、実りあるクラブに成長させていきたいと考えています。保護者や地域の方のご協力も大歓迎です。
毎週、金曜日の8:20から8:40は「読書タイム」を設定しています。「読書タイム」の時間は、学校全体で静かに読書をしています。ボランティアの方に読み聞かせをしてもらうこともあります。子ども達は、本が大好きです。家庭でも時間を決めて、家族みんなで読書なんて、素敵な過ごし方をしてみませんか。
私は、以前、学校を離れて、教育委員会や博物館、科学技術振興機構と言うところで仕事をしていました。その時は、ほとんど外食でした。好きなものを食べられる良さはありますが、毎日となると案外飽きてしまうものです。しかし、給食は、毎日食べても飽きることはありません。いつもご馳走というわけではないのに不思議です。メニューが豊富、手作り、温かいうちに食べられる・・・。しかも、カロリーや栄養のバランスが専門的に考えられています。私は、子ども達が食べる前に、確認をする「検食」を毎日行います。「異臭はないか」「加熱は十分か」・・・等、何項目かのチェックをし、安全性を確かめてから、子ども達に給食を提供しています。よく考えられたメニューに感心することもしばしば、栄養士さんに作り方を教えてもらうこともあります。毎日の給食は、学校のホームページに掲載しています。時々、給食だよりでもレシピをお知らせしています。旬の食材を使ったメニューが多いので、参考にしてはいかがでしょうか。
「教育振興基金」をご存じですか? 我孫子市では、平成25年4月1日に条例を制定し、寄付金を募っています。この基金を積み立て、子ども達が使う楽器や運動用具の購入・教育環境の整備に役立てます。子ども達の教育活動がさらに充実し、実りあるものになるように、ご協力いただければ嬉しく思います。