校長室から

11/1 今日の湖北中

 今日の2時間目、3年生の教室の様子です。最初の教室では、今年度に海外から転入してきた2名の女子生徒が、通訳の先生と一緒に日本語の学習をしていました。彼女たちは日ごろからとても勉強熱心で、最近では日本語での日常会話もかなりできるようになってきました。また、ひらがなやカタカナもほぼ習得し、漢字も一生懸命練習しています。家でも毎日夜遅くまで勉強に励んでいるそうです。

 彼女たちには、日本の高校に進学してもっと多くのことを学びたい、という大きな目標があります。そのため、入試科目である「論文」を書く練習や、面接の練習もすでに始めています。3年生の生徒たちも彼女たちを温かく迎え、進んで協力してくれているので、その目標が達成できるように今後もみんなで応援していきたいと思います。

 この教室を出る前に気付いたのですが、黒板がまるで新品のようにきれいで、光を反射するほど輝いていました。下部のチョーク受けのところもきれいに拭き取られています。近くに担任がいましたので聞いてみたところ、黒板清掃を担当する野球部の男子生徒が毎日一生懸命きれいに掃除してくれるそうです。生徒全員の視線が集まる教室の黒板がこれほどきれいだと、誰もが気分良く学習に取り組めると思います。この学級が目標として掲げている「和気合愛」の精神がこのようなところにも表れています。

 隣の学級は国語の授業中でした。奥の細道で松尾芭蕉が「閑かさや、岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ立石寺について学習していました。

 隣の理科室では、3年生の生徒たちが「ボルタ電池」の実験をしていました。