校長室から(令和3年度)

3・4年生の練習風景

 今日は朝から冷たい雨が降っていて、さすがに半袖では寒く感じるようになってきました。朝の登校時に体育館を覗いてみると、白組の応援団が練習に励んでいました。今朝は声出しと立つときの姿勢の確認をしたそうです。

 体育館を出て校舎内を歩いていると、3年生の教室で「腕相撲」勝負が行われていて、男子VS女子の異性格闘技戦の真っ最中でした。ご覧の通り女子選手の方がかなり優勢です。この後、この女子児童に勝負を挑まれましたので私も対戦してみましたが、なかなかの強敵でした。

 3時間目に、体育館で3・4年生が運動会で披露する「エイサー」の練習を見てきました。数日前に見たときと比べてとても上手になっていました。「島唄」の曲に合わせて、手に持ったバチと太鼓(の代わりの団扇)で出す音を合わせながら、途中に何度も見られる「決めポーズ」がみんなカッコよく決まっています。昨年度までのソーラン節も良かったですが、今年のエイサーも沖縄の風が感じられる素敵な表現種目です。

〇〇の秋

 階段踊り場の掲示板に、2年生が書いた「〇〇の秋」が掲示されています。定番の「食欲」や「スポーツ」以外にもさまざまなものが見られます。中には何と「勉強の秋」などという感心な「秋」もあり、人によって感じ方が異なるのが興味深いです。

 3時間目に5・6年生が校庭でダンスの練習をしていました。今日は昨日と比べて気温が一気に下がりましたので、体を動かしている方が温かく感じます。見学しようと外に出たところ、正門付近で保護者の方がボランティアで落ち葉を掃いてくださっていました。いつも我々が気づかないところで、多くの方が学校のためにお手伝いくださっていることに改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。

 さて、5・6年生のダンスですが、今年度もかなり動きが複雑そうで、多人数で動作をシンクロさせるのにかなりの練習量が必要なようです。しかし、昨年度の6年生のダンスを越えるべくみんな真剣な表情でがんばっていました。

 同じ3時間目に3階の廊下を歩いていると、3年生の教室で児童たちが熱心に何かを作っていましたので思わず中に入って見てきました。立体的な額に色セロファンを貼り付けて、光を通すとネオンやステンドグラスのように見える作品です。昨年度も、今頃の時期に3年生の作品が廊下に飾られていて、それがとても綺麗だったのを覚えています。今年も廊下の窓のところに、日の光によってきれいに彩られた作品が飾られるのが今からとても楽しみです。

 校長室に戻ると、今度は別な学級の3年生たちが校長室を覗きに来ました。何をしているのか聞いたところ、社会科の学習で、校内の消防設備を探しているとのことでした。廊下に置かれた消火器や、天井にある煙探知機を探して、その位置を校舎見取り図に書き込んでいます。

 私がこの東小の自慢できることのひとつに、児童たちがいつも避難訓練を真剣に行う、ということがあります。これまでの避難訓練の様子を見ても、地震や火災が実際に起きているのではないかと思ってしまうほど、どの児童も真剣に訓練をしています。先日、体に感じるかどうか程度のわずかな揺れの地震が発生したときも、1年生の教室では、全児童が素早く机の下に潜り込み、避難解除の指示が放送で流れるのを息を殺してじっと待っていたそうです。世界有数の地震大国に暮らす小学生として、このような学習を通して日ごろから身につけていている防災意識をさらに一段高めてくれることを期待したいと思います。

今日の運動会練習

 今週も、月末の運動会に向けた練習がさらに進みそうです。明日以降は天気が下り坂になる予報ですので、今日の晴天を有効に使いたいものです。1時間目に校庭で5・6年生がダンスの隊形の確認をしていました。

 3時間目、体育館では1・2年生がダンスの練習に張り切って取り組んでいました。手に飾りをつけて踊るのは今日が初めてのようで、動きが揃うと手の飾りが一斉にきらきら光ってとてもきれいです。今日は見学時間があまり取れなくて、同じアングルの写真ばかりになってしまいましたが、次回はゆっくり時間をかけていろいろな角度から撮りたいと思います。

久しぶりのクラブと4年生「食育」の授業

 昨日の6時間目は2学期初めてのクラブの時間でした。仲間と一緒に好きなことができる時間なので、どのクラブでも楽しそうに活動する姿を見ることができました。

 昨日の1年生の「秋を見つけたよ」が完成したようです。教室前の廊下に掲示されていましたので、その一部を紹介します。

 2時間目に4年生の学級で、本校の栄養教諭が担任と一緒に「食育」に係わる道徳の授業を行いました。「バルバオの木」という話を題材にして、人間は生きるために「命」あるものを食べなければならない、という真実について考え、タブレット端末を使ってお互いの意見を交換し合いました。

1年生「秋を見つけたよ!」

 朝の落ち葉掃きがひと段落しましたが、登校時に昇降口に立っていると、相変わらず数名の5・6年生たちが登校後に校庭に向かって走っていく姿を見かけます。手には箒ではなく小さなスコップを持っています。見に行ってみると…

 今度は地面の落ち葉ではなく、側溝に溜まった落ち葉や土を掻きだしてくれています。彼らの奉仕の心にはただただ頭が下がります。思い返せば今年の6年生は、昨年度も敷地内のさまざまな場所で落ち葉を掃いてくれたり、結露で濡れた廊下や昇降口を雑巾掛けしてくれたり、何か困ったことがあると直ぐに駆けつけて一生懸命に手伝いをしてくれました。さりげなく手を差し伸べて誰かの役に立つことができる、その優しさと行動力は大人も手本としたい姿だと思います。行動はその人の心を表すとよく言われますが、彼らの純粋な心を感じ取って、その輪に加わる5年生が少しずつ増えてきたこともたいへん嬉しく思います。

 

 3時間目に音楽室から元気な歌声が聞こえてきました。室内を覗いてみると、3年生が合唱の練習をしていました。3年生は本校で学級の人数が最も少ない学年ですが、歌がとても上手で、いつも大きな声で元気に歌うことができる学年です。

 音楽室から出ると、1年生が廊下に整列していました。

 どこに行くのか聞いたところ、これから校庭に出て「秋」を見つけに行くのだと教えてくれました。「秋を見つけに行く」という目的がおもしろそうだったので見に行くことにしました。

  

 「秋を見つけに行く」というのは、赤や黄色に染まった落ち葉や木の実を見つけに行くことでした。見つけた葉や木の実は、教室に持ち帰り、白い画用紙に貼って掲示物にするそうです。秋色に色づいた葉、動物や虫などにかじられた跡がついている葉、緑や黒の小さな実など、自分が見つけたたくさんの「秋」を赤白帽子に入れて、それを大事そうに抱えながら教室まで持ち帰りました。しかし、中には落ち葉や木の実よりも昆虫の方に心を奪われてしまった児童もいたようです。

 でも、コオロギやバッタも秋をイメージする虫であり、セミの抜け殻も夏が終わった寂しさを感じさせます。どれも「秋を見つけに行く」という目的からは外れておりませんので、これも学習の一環と考えたいと思います。4時間目の画用紙に貼る作業は残念ながら見に行くことができませんでしたが、昼休みには出来上がったものがすでに何枚か掲示されていましたので写真に撮ってきました。児童たちに捕まってしまった虫たちのその後が気になりましたが、さすがに画用紙に貼られてしまうことはなかったようで安心しました。