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ランドセルはやくしょいたいいちねんせい 66

ランドセルはやくしょいたいいちねんせい

~ 入学式ができますように ~

                                     

  「ランドセルはやくしょいたいいちねんせい」

 これは、第2回俳句コンクールで八重桜賞に輝いた「1年 飯塚琴子」さんの作品です。学校に一度も登校していないのに、まだひらがなも習っていないのに、俳句に挑戦してくれたことがうれしく心弾みました。

 楽しみにしていた入学式が1回ならず、2回も延期になってしまい、1年生は、なかなかランドセルを背負うことができません。ランドセルを背負いたくてたまらない、作者のはやる気持ちが、素直に表現できています。「いちねんせい」と学年にしたことで、自分だけでなく、他のお友達も同じ気持ちなんだということが伝わってきます。6月2日に再延期した入学式は、絶対に実施できると信じています。

 さて、2か月間の休校を終え、ようやく出口が見えてきました。「出口のないトンネルはない」という諺がありますが、少し先に明かりが見えてきました。出口といっても、新型コロナウイルスの終息を意味するものではありません。私の目指す出口とは、学校に子ども達が登校すること、「日常の生活」です。しかし、日常の生活とは言っても「分散登校」であり、学校でも「新しい生活様式」が求められています。

 本校では、感染拡大を防ぐために、「感染症対策マニュアル」と「学校再開に向けたガイドライン」を作成いたしました。「あらきっ子の命」を守り抜くために、自分達ができる最大限の準備をしようと、話し合ってできた冊子です。保護者の皆さまにも読んでいただき、共通理解しながら進めてまいりたいと願っています。ご心配なこと、お気づきの点がありましたら、お伝えいただければ幸いです。

 合言葉は、『みんなで守り抜く子どもの命』です。学校・家庭・地域が一丸となり、感染拡大を防ぐための環境を整えたいと思っています。子ども達のために、どうぞお力をお貸しください。この苦難を乗り越えるために、今こそ心をひとつにして、行動していきたいと考えています。

 最後になりましたが、長い間、家庭学習の支援をありがとうございました。ご指導いただいたおかげで、子ども達があきらめずに最後までがんばることができました。家庭でしか得ることのできない「体験」をしたり、自分の心を見つめたりして、心も体も一回り大きく成長したことは間違いありません。これは、普段、経験したくてもできない経験です。ピンチをチャンスと捉え、これからも、子ども達とともに力強く進んでまいります。

(横山悦子)