純銅は、大きく、タフピッチ銅、無酸素銅、リン脱酸銅の三種類に分類されます。
用途に応じ使い分けられています。使用環境によっては、注意が必要です。

銅に、クロム（Cr）を0.4～1.2％添加した析出硬化型の高合金。
耐熱性、導電性に優れ、抵抗溶接電極に用いられています。

  
古い歴史を持つ青銅は古代から最も親しまれてきた合金であり、銅合金の原点ともいえる
存在です。銅の歴史は青銅から始まったといっても過言ではありません。
工業用の青銅としては、砲金（BC6）、リン青銅、アルミニウム青銅などが使われています。

銅に、ベリリウム0.4～2.2％、鉛0.2～1.2％に少量のコバルト、ニッケル及び鉄を添加した析出硬化型の高合金。
通常、棒材として供給され、コネクタ部品などに使用されます。

洋白とは、銅に亜鉛、ニッケル、少量のマンガンを加えた、銀白色の合金。
耐食性に優れ、装飾品、食器、高級バネ用材料として使用されています。