最近の学校の様子から

校長室の窓から414


今朝、玄関から外に出ると、図工室の花壇の所に集まっている児童がいます。
何だろうと思って近づいていくと…


何とびっくり、手にいっぱいダンゴムシを乗せていました。

今日は、火曜日なので放送での児童朝会がありました。
今日は朝の出来事も含め、次のような話をしました。

【大松台小の子供の良い所=挨拶が上手、目標に向かって努力できる】
先週の週当番の先生の記録の中に「挨拶を進んでできる子が増えている。」ということが書かれていた。私も昨日今日と玄関に立っているが、自分から元気の良い挨拶ができる子がとても多くいて嬉しく思った。それは、前に話したように「自分から…、大きな声で…など自分なりの目標を立てて努力しているからだと思う。とても良いことなので続けていこう。そして、大松台小学校が多摩市で一番挨拶が上手な学校になるように頑張っていこう。
さて、先週担任の先生からも聞いたと思うが、緊急事態宣言が延長され土曜日の運動会は、できなくなった。他の学年の演技を見たり、リレーをしたりすることを楽しみにしていた人もいると思うが、変異ウィルスの子供への感染も広がっており、校庭に全校で集まって行うことは止めにした。その代わりに6月15・16日に大松スポーツフェスティバルとして、学年毎に表現と徒競走の様子をお家の人たちに見てもらうことにした。先週話したように大松台小の子供は、目標に向かって自分たちで努力できるという素晴らしさをもっているので、また新たな目標を立てて頑張っていこう。


【命を大切に、貴重な地域の自然を守っていこう】
玄関で皆を迎えていると、ダンゴムシやトカゲなど色々な生き物を捕まえてきて見せてくれる。今日もダンゴムシを見せてくれた人がいた。また、この前3年生とは、からきだの道に一緒に行ってカブトムシの幼虫をもらってきた。このようにこの地域には、豊かな自然がある。
実は、先週の木曜日に地域の貴重な生き物を守るために努力されている方の話を聞く機会があった。その方の話によると鶴牧西公園の農家風の建物がある付近の田んぼや池、そしてその上の方の人工の池に、アカガエルという非常に貴重なカエルがいるとのことだった。
アカガエルは、2月の終わりから3月にかけて水の中に卵を産み、それが今、オタマジャクシから小さなカエルとなって巣立っていく時期とのことだった。アカガエルは、絶滅危惧種と言って、守らなければ絶滅する恐れのある貴重な生物で、都会の鶴牧西公園が繁殖場所となっているのは、素晴らしいことで、その方もその環境を守るために市役所にも話をしてくださっている。
ところが、せっかく産んだ卵や育ったオタマジャクシを大量にとっていく人がいて心を痛めている。アカガエルのオタマジャクシやカエルの成長を毎年楽しみに観察している地域の方もいるとのことだった。オタマジャクシは沢山捕まえても共食いをするし、カエルになったら餌をあげるのは非常に大変で、カエルにとっては自然の中で成長するのが一番良いことだと思う。
自然界は、虫を小動物が食べそれを鳥が食べて…というようにつながって生きている。5月22日は、「国際生物多様性の日」でもあり、この世の中に色々な生き物が生きていることで、私たち人間も生きていけることを考える必要がある。身近に貴重なアカガエルという生き物が棲める環境があることに誇りをもち、皆で見守っていけるように一人一人が考えて行動してほしい。
アカガエル

命ということでは、このコロナ禍で自ら命を絶つという人がいるとも聞く。何度も話しているように、命はかけがえのないもので、一度失われると戻ることはない。そのようなことがないように、悩みがあれば家族や友達、先生に相談してほしい。その他の相談なども含めたお手紙を今日配るので、お家の人と読んでほしい。

今週は、すっきりしない天気が続くようだが、気持ちは明るく元気に過ごして行こう。