

〈学校評価結果に対する学校評議員・学校関係者評価委員の意見〉
1 組織・運営
・学校全体でさらに目標を高くもって、子供を伸ばしてほしい。
・先生方は忙しい毎日を送っているだろうが、ゆとりをもって今後も子供たちの声に耳をかたむけてほしい。
2 確かな学力
・学力定着には家庭との連携が今後ますます必要となる。
・英語の授業で児童が活発に発言しているのを参観し、ALTや英語専科教員が常に配置されていれば、小学生のうちから英会話が身についていくと感じた。
3 生徒指導
・共通理解・共通行動が常に必要である。
・言葉遣いについては親を巻き込んだ指導を今後考えていくことが大切と感じた。
・スマホによる事件が多く心配である。禁止にするのも一考ではないか。また、スマホの危険性、安全な使い方については、児童への指導だけでなく保護者への啓発を強めていってほしい。
4 健康・体力
・体力テストの結果を踏まえた対策を講じてほしい。
・地域の中でも子供が遊ぶ姿をあまり見かけなくなっている。遊ぶ場所・時間の確保も必要と感じている。
5 学習環境の整備
・子供の作品が多く、学習の励みになってよい。硬筆展の際にも感じたが、毛筆の作品も素晴らしいものが多く、児童が真剣に取り組んでいることがわかる。
・学習環境の整備(情報機器)は学校だけでは難しいところもあるが、何が一番児童にとって必要か、また安全かを考えながら整備に努めてほしい。また、長年使わないものはどんどん廃棄していくとよい。
6 教職員の資質向上
・今後も教職員の指導力をあげることが大切である。
・先生方にはやりがいをもち、子供たちに自信をもたせる指導をしてほしい。
7 家庭・地域との連携
・地域と連携して子供たちを見ていってほしい。
・まずは学校・保護者・地域がともに挨拶をかわせるようになること、子供たちから挨拶をしっかりさせるためには、大人が手本を見せることが大切である。
これらの結果から、令和2年度の教育活動に向けて、次のように改善していきます。
1 組織・運営
○学校教育目標「はげまし きたえ 学びあう」の具現化に向けて、教職員一同努力していきます。そのために、会議などの検討事項の結果や指示伝達事項の情報を職員全員が確実に共有し、組織で分担して仕事を行っていきます。また、令和元年度の学校評価の反省を踏まえた改善策を、今年度の職員が確実に令和2年度に引き継ぎ、よりよい組織になるように努めます。
2 確かな学力
○毎週月曜日の業前活動は、全国及び埼玉県学力・学習状況調査の問題の形式になれるための時間として学習タイムを実施し、国語や算数の基礎を身に着けます。
○学校課題研究の取組として、毎週木曜日の業前を国語タイムとします。国語タイムでは、語彙を増やす活動を中心に行い、自分の考えをもち、生き生きと交流する児童の育成を目指します。
○算数では、TT指導や少人数指導を多く取り入れ、児童一人一人に応じた指導を行っていきます。
○家庭学習の一環として、保護者の協力もいただきながら、令和2年度も『家庭学習キャンペーン』を全学年で実施します。具体的には、1年生20分、2年生30分、3年生40分、4年生50分、5・6年生60分を学習の目安の時間とし、「宿題+自主学習」に年3回取り組みます。
3 生徒指導
○いじめや問題行動の解決に向けての取組について、保護者・地域ともに高い評価をいただきました。令和2年度も引き続き、「学校の生活アンケート」を毎月1回、児童に実施することで、いじめの未然防止・早期発見に努め、いじめゼロを目指します。また、いじめが起きた場合、いじめに繋がりそうな事例が発見された場合は、担任のみでなく組織的な対応を進めます。
4 健康・体力
○令和2年度も、年間を通して、体力タイムでのマラソン(リズム縄跳び)と長縄跳びを全学年で取り組み、体力の向上を図ります。
○夏季の熱中症対策を強化して、安全に体育活動が行えるようにします。WBGT値が高い場合は、体育や屋外での活動に危険が生じます。その場合は、プールを含め、体育活動を中止する場合があります。ご承知おき下さい。
○来年度の運動会において、児童席にもテントを張れるよう、計画しています。テントを張る場合は、保護者の皆様方や地域の方々のお力をお借りすることになります。ご協力をお願いいたします。また、令和元年度の卒業生より、卒業記念品としてテントをいただきました。ありがとうございました。
○食育の目的やねらいを全職員で共通理解し、給食についてもよりよい指導ができるように努めます。
○学校再開時においては、次の5つを基本方針に、感染拡大防止に努めてまいります。
①休業後の児童の健康や体力を考慮し、段階を踏んだ教育活動を実施する。
②当面、きめ細かな感染防止対策を行い、学校の対策を保護者と共有する。
③授業時間生確保に努め、休業中の課題実施状況を踏まえた学習指導に努める。
④保護者と連携し、児童に「新しい生活様式」を見に付けさせ、実践させる。
⑤養育相談体制を充実させ、引き続き児童に寄り添った指導を実施する。
5 学習環境の整備
○校地内樹木の剪定、落ち葉掃き、ペンキ塗り等により、美しい環境に整備されています。ご協力いただいた学校応援団・PTA・おやじの会・地域の皆様に感謝すると共に、令和2年度も学校・地域・家庭の三者が連携して、今の環境整備を継続したいと思います。
○教材備品整備は長期休業を中心に行い、備品の保管場所を明示するなど、学習活動で効果的に活用できるよう環境を整備し、必要な備品はそろえていく方向で検討します。おやじの会の皆様には、2つあった算数準備室を一つにする作業をお手伝いいただきました。感謝いたします。
○安全点検は、令和2年度も引き続き行い、学習環境を整えていくという意識を高めていきます。
○学校の設備、施設については、教育委員会と連携を図り、整備に努めます。
6 教職員の資質の向上
○今年度より市教委より委嘱をいただき、国語科の学校課題研究を中心に全職員で研修を実施し、教職員の資質の向上を図りました。
○若手教職員の資質向上を目的とした校内のスキルアップ研修を、年間を通して実施します。
7 家庭・地域との連携
○令和2年度も学校情報メールを防犯情報及び緊急連絡(大災害時、感染症等に伴う学級閉鎖等)、校外学習等での遅延連絡として活用します。全保護者そして地域の方の登録をお願いします。
○ホームページにおいて、令和元年度も毎日の子供たちの様子を発信しました。2年度もホームページの更新に努めます。学校での子供たちの様子をぜひご覧ください。
○あいさつ運動、除草などの環境整備など、家庭・地域・学校で連携し、子供たちのよりよい成長を見守るとともに、教育環境整備を行い、子供たちが安心して学校生活を送ることができるように努めます。
○授業参観・懇談会のあり方について、PTAの皆様とも協議をしながら工夫していきます。