春日部市教育委員会   春日部市視聴覚センターブログ
 
 

新着情報

 

お問い合せ

ほごログFacebookページ
ほごろぐTwitter

春日部市教育委員会文化財保護課
〒344-0062春日部市粕壁東3-2-15
文化財担当(048)763-2449
郷土資料館担当(048)763-2455

春日部市教育委員会
 
COUNTER60344

QRコード

携帯電話からもご覧になれます。
携帯のバーコードリーダー機能で
読み取ってご覧ください。
 

郷土資料館からのお知らせ

【休館日】

  • 12月の休館日:3日・10日・16日・17日・24日・29日・30日・31日
    1月の休館日:1日・2日・3日・7日・14日・15日・21日・28日
    2月の休館日:5日・11日・12日・19日・26日
    3月の休館日:4日・11日・18日・21日・25日

 

2018/10/04

北条氏房朱印状写『新編図録春日部の歴史』ーその64

Tweet ThisSend to Facebook | by:文化財 鬼塚

後北条氏が関東を支配していた天正11年(1583)、北条氏房(うじふさ)が岩槻(岩付)城主になりました。
本日ご紹介する古文書は、天正17年(1589)3月24日、岩付城主北条氏房が、代官深井藤右衛門尉(ふかいとうえもんのじょう)と佐枝若狭守(さえだわかさのかみ)ならびに百姓中に対し、前例とおり諸役(しょやく・労働役)を免除するかわりに、人を集め、耕地の開発に励むようにと命じたものです。

この古文書は後年に写されたもののみが現存していますが、写された印影は「心簡剛(しんかんごう)」と刻まれた円形の印文であることから、氏房が発給した朱印状であったことがうかがえます。本文には
「御領所糟壁(ごりょうしょかすかべ)」とあり、当地の糟壁(春日部)は当時、岩付城の直轄地であり、また「糟壁」と表記されていたこともわかります。
なお、古文書の後段には、大普請(おおぶしん)ならびに棟別銭(むなべつせん・家屋単位で課せられる税)は賦課するとあります。大普請とは、領内の大規模な土木工事にかかる労働役のことですが、この時期には、後北条氏は各地の支城の普請を勧めており、豊臣秀吉との戦いに向けて「糟壁」の人々も軍備増強に動員されていった時代背景もうかがい知ることができます。

「北条氏房朱印状写」『武州文書』国立公文書館内閣文庫
『春日部市史 第二巻 古代中世編』1989
「後北条氏の滅亡」『新編図録 春日部の歴史』56ページ
北条氏房朱印状


14:28 | 市史