庄和地区公民館ブログ

市民大学「人権講座」

12月13日(金)、人権についての学習をしました。世間的にも大きな問題ですが、中でも今回は一番身近な家族の中から人権について考えると題してグループ討議(ロールプレイの意見交換)をしました。山田家のある一日をテーマに、三人組となり妻、夫、観察者役を決めて、それぞれの役を演じます。演じ方は演者の自由です。

妻の「家事を手伝って」の言葉に、「疲れているし出来ない」との夫の返事。その続きを演じます。

妻の立場から感じた夫への思い、夫の立場から感じた妻への思い。

妻はどんな人か、夫はどんな人だと思うの感想を発表しました。

意見としては「昭和の人間としては、やはり家事一般は妻にまかせっきり」や「もっと早く夫と妻の分担を決めておくべき」がでました。

   

その後、人権啓発DVDの「家庭からふりかえる人権、話せてよかった」を視聴し、人それぞれが持っている価値観の違いを認めて、相手を大切に思うことは、「人権」の基本的な考え方である。「人権」は夫婦や親子の様に親しい関係においては相手を、そして自分自身を一人の人間として尊重する意識が希薄になりがちであることを学びました。

家庭の人間関係は、人間意識を育む基盤、そこから振り返ることで組織や社会における意識も見つめ返すことができるのではとの感想を持ちました。

日常の思い込みによって生じる問題を描き、相互理解のため、より一層のコミュニケーションをとることが大切だと思います。

今回のグループ討議での夫の「手伝う」という感覚はNG。あくまでも共同問題が大切だと感じました。

 

文章作成 市民大学20期学生