布佐中トピツクス

株式学習ゲーム

 3年生の社会の授業で、株式会社の仕組みについて学習する単元があります。今日は、株式学習ゲームという教材を使って、実際に株を買う体験学習をしました。まずは、先生から会社の株の情報の見方についてや、株を買う時にどんなことをポイントにして買えばよいのかということについて説明がありました。

 この学習は、班ごとに1,000万円の資金が与えられ、どう運用するかを相談しながら行います。先生の説明が終わると、生徒たちは会社の情報集めをします。コロナ禍だから衛生関係の製品を作っている会社がいいのではないかとか、これから封切する映画がヒットしそうだから映画会社の株がいいのではないかとか、寒くなってきたから寒さ対策ができる製品を作っている会社がよいのではないかなど、いろいろと考えながら調べていました。1,000万円はどう使っても良いので、複数の会社の株を買ったり会社を絞ったりしていました。

 最終的に、班で相談して決めた会社の株をデータ入力して、今日の学習は終りました。実在する会社の情報を使っての学習なので、次回の授業では利益がでたのか損失がでたのかわかるようになっています。授業の終わりに先生が「この授業は、お金儲けをすることが目的ではなく、社会への興味関心を持つことが大切」と話していました。「株価は、社会のできごとによって変動していくので、株を買うことは、社会の動きを知らなくてはできない」ということも話していました。これをきっかけに社会の動きに関心をもってくれるとよいなと思います。